ロックアップとは、株式等の募集や売出し(オファリング)を実施した後の需給関係を安定させることを目的として、株主等が、オファリング後においても保有している株式や潜在株式等の売却等を一定期間(主として90日もしくは180日)行わない旨を確約すること、またはその制度を意味します。
一般に、ロックアップが設けられている場合は、その内容が目論見書に開示されます。
IPO時におけるロックアップには「制度ロックアップ」と「任意ロックアップ」の2種類があります。
制度ロックアップとは、IPO前の一定期間内に株主等となった者に対して、取引所の規則によりIPO後の一定期間、その保有する株式等について継続所有する等の確約をすることを意味します。公開前規制や上場前規制と称させることもあります。
下記は『新規上場ガイドブック』より引用です。
https://www.jpx.co.jp/equities/listing-on-tse/new/guide-new/index.html
一方で、任意ロックアップとは、制度ロックアップの対象とならない場合においても、その保有する株式等の売却等を一定期間行わない旨を、主幹事証券会社と株主等の間で任意で確約することを意味します